「わたし時間の使い方が上手くないんです」そんなお声をよく聞きます。
そもそも「時間の使い方」とは、“自分の時間をどのように配分し、どの活動にどれだけの時間を割くか?”です。 限られた時間をどう使うか考えることは、あなたの生き方そのものを考える事でもあります。
そして、 「何かに時間を割くことは、同時に、ほかの何かを犠牲にすることである」と認識しておきましょう。
たとえば、副業ハンドメイド作家さんの場合、制作に多くの時間を割くと、たくさん作れる一方で、家族との時間や睡眠時間は減少するかもしれません。
何に時間を割くかは、人それぞれの自由です。どちらが良い・悪いということではありません。 問題は、そこに自分の意志があるかどうかです。
多くの人は時間の使い方に対して無意識です。 結果として無駄な時間が多く、やるべき事が終わらないどころか成功もしません。
一度しかない人生を後悔せずに、自分の願うバランスで大切なものを大切にするために、時間の使い方を、本気で考えてみましょう!
時間の使い方が下手な人の特徴5選
時間の使い方に苦手意識があり、「時間を無駄遣いしている」「有効に使えていない」と感じている方は多いのではないでしょうか。まずは、時間の使い方が下手な人の特徴から見ていきましょう。
1. 優先順位がつけられない
副業ハンドメイド作家は時間管理能力も大事なスキルです。
物事の優先順位がつけられないと、すぐに取り組むべきことを後回しにして、期限に遅れてしまうといった事態につながりやすくなります。たくさんある作業の中で、一番期限が近いものは何か考えて、確実にこなしていきましょう。
2.するべきことを後回しにしてしまう
めんどくさい。この一言に尽きるのではないでしょうか。面倒だから、苦手だから、後でいいか…と後回しにしてるといつまで経っても終わらないし、どんどん億劫になって苦手意識も強くなってしまいます。
面倒だからこそ、さっさと終わらせましょう。
3.判断が遅い
仕事でもプライベートでも、判断力が求められる場面は多くあります。悩む時間が多いために、無駄な時間を過ごしているのであれば考えものです。悩んでいる時間に行動できることもあるでしょう。
悩んで悩んで出した答えも、必ず正解とは限りません。仕事ではスピード感が重要となることも多いので、判断の遅さが大きな損失につながる可能性もあります。
4.ギリギリで行動している
わたしはこのタイプでした、、
年間通してクリスマスや母の日など、ハンドメイドの需要が高まるイベントがいくつかあります。
最初は時間に余裕があるため「まだ大丈夫だろう」とすぐには取り掛からず、スタートを先延ばしにし、気づいたときはギリギリのタイミングになり、出品を逃すこともしばしば…。
ギリギリでの行動は、試作がうまくいかなかったり、資材が調達できなかったりした場合、お手上げになってしまいます。スケジュールを組んで早めのスタートがオススメです。
5.自分の能力を把握できていない
上記のギリギリで行動してしまう人はこのタイプです。
得意なこと不得意なことを自分で把握していないと、どのタスクにどれくらいの時間を費やせばいいかがわかりません。
そうなると時間の管理がうまくいかず、お客様にご案内しないといけない時期に、内容が仕上がってない!なんてことにも繋がります。
時間の使い方がうまい人の特徴4選
マルチタスクを卒なくこなし、仕事もプライベートも充実させている人は、どんな特徴があるのでしょうか。
1.決断が早い
仕事が早い人は、するべきことを集中して短時間で終わらせられるよう、順序や時間配分をイメージしながら作業を行っています。
誘惑に惑わされずひとつのことに集中して確実にタスクを終わらせます。
2.自己把握ができている
自分のキャパシティー、長所や短所の理解も、時間を上手に使うことにつながります。
ハンドメイド作家は制作以外にも、写真撮影や梱包発送まで様々な業務があります。
自分の苦手がわかっていれば少し余裕を持ってスケジュールを組んだり、お客様への案内も確実にこなすことが出来ます。自分の得手不得手を知ることは効率良く仕事を進めるのに役立ちます
3.ルーティン化している
子供を寝かしつけた後、22時から数時間は必ず頑張るとか、朝は4時に起きてやるなど、毎日のルーティンにする事で体と頭が慣れて苦なく作業する事ができます。
やったりやらなかったりしていると、やらない事の方が増え結果、タスクが終わらなくなります。
4.スキマ時間を活用している
スキマ時間は日常の中に結構たくさんあります。
スキマ時間を上手く活用することで細々したタスクを片付けることが可能です。
例えば写真の修正作業など、何十枚もあって大変ですし、単純作業で飽きてきます。
携帯でできる作業などはスキマ時間で少しずつ終わらせていると意外とすぐ終わるように感じます。
1日だけだとわずかな時間のように感じますが、日々積み重ねることで大きな差となり自分に返ってくるでしょう。
時間の使い方がうまくなる7つの方法
時間の使い方がうまくなることによるメリットはたくさんあります。具体的にどのようにすれば時間の使い方がうまくなるのか、7つの方法についてご紹介します
1.整理整頓する
まずは整理整頓です。目の前にいろんなものが見えると、あれもこれもと思い出すたびに違う事を始めてしまいます。視界をスッキリさせることで、集中力維持にもつながるでしょう。
2.ゴールを決める
何事を始めるにも、ゴールが明確でなければ、適切な行動が取れません。
やるべきことをしっかり把握し、時間を無駄にしないためにも「いつまでに終わらせる」というゴールを決めることが重要です。
ゴールを決めることで、スケジュールの管理ができるようになり、やるべきことの先延ばしを防げます。
また、タスクの管理もしやすくなり、時間をより効率的に使えるでしょう。
3.スケジュールを管理する
スケジュールを管理しながら、物事を進めていくよう習慣化しましょう。その際、短期、中長期、長期に分けて俯瞰しながら管理するようにします。
スケジュールにのっとって行動することで、自己実現のために必要なことに時間を有効に使えるようになるでしょう。また、物事の優先順位がつくため、上手に時間配分できスキマ時間も増やすことができます。
4.タイムブロッキング
タイムブロッキングは、1日をいくつかの時間ブロックに分け、各ブロックに特定のタスクを割り当てる手法です。 要するに1日の「時間割作成」です。
やり方
①朝起きたら今日やることを決める
②今日1日で作業できる時間を決める
③どの時間に何をするかタスクを割り当てる
④決めた時間内でタスクを完了する
たとえば、午前9時〜10時までに「SNS対応」、10時〜12時は「制作」といった具合に、具体的なタスクをあらかじめ割り当てておきます。 1日を自制しながら確実にタスクをこなすことが出来るようになります。
5.アイゼンハワー・ボックス
アイゼンハワー・ボックスは、タスクを緊急性と重要性の2軸で分け、優先順位を明らかにする手法です。簡単ながら効果的な優先順位付けが可能で、仕事の整理術として広く利用されています。
やり方
①「緊急かつ重要」なタスクから優先して実行:期限が迫っていたり、他の人の仕事に影響を与える可能性があるため、最優先で取り組むべきです。
②「緊急ではないが重要」なタスクは、スケジュールに組み込む:将来的に取り組むべきであるが、今すぐには対処しなくても良いタスクが含まれます。
③「緊急だが重要ではない」タスクは、ほかの人に任せるか、効率的に処理:緊急であるが、自分自身が直接対応する必要がない場合です。
④「緊急でも重要でもない」タスクは、削除または無視(スルー):現在の優先順位から外れたり、効果が低いと判断されたタスクです。
画像元:worksmart7.com
6.2分ルール
2分以内で終わるような小さなタスクは、すぐに処理するというルールです。
例えばすぐにできるメールの返信などはすぐ行います。他の人の回答を待ってからとか、あとで返信しようなどと後回しにせず、すぐできるタスクはすぐ終わらせます。
後回しにすると忘れることが多く、相手に迷惑をかけかねません。
7.完璧主義をやめる
完璧主義は、質を追求する意識としては有意義ですが、過度になれば生産性を阻害し、時間の無駄につながります。
すべてを完璧にするのではなく、コアとなる20%を見極めて集中的にエネルギーを注ぐことが、結果として完璧主義より大きな成果を生み出すことにつながります。 完璧主義の自覚がある場合には、それを和らげるだけでも、時間の使い方を改善できるはずです。
まとめ
いかがでしたか?1日の中に無駄な時間は意外とたくさんあります。
時間の使い方が下手だからとなにも対策しないままでは、これからもその状態で変化することはありません。少しでも取り入れられそうなことからまずは行動してみてはいかがでしょうか?
限りある時間を後悔することなく使って、充実した人生を歩んでほしいと思います!
最後までお読みくださりありがとうございました。
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